ご本の虫

読んだ本、マンガ、見たドラマ、映画の記録

田舎のパン屋が見つけた腐る経済

田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」

同世代のご夫婦が、田舎でパン屋をしている、震災後に移住もしている


それだけでも十分に興味深いのですが、この本は、もっと深かった


パン屋になるまでのこと

パン屋を開業してから、天然酵母パンにこだわり続けたこと

の中に、マルクスやミヒャエルエンデを引用しつつ、

お金と時間のこと

時間をお金で売る、それでいいのか?

自然の恵み、資源を生かすこと

日本には資源がないと言われるけど、四季があり、守るべき歴史や食文化がある

もって生まれたものを活かすこと

自分の生産力をつくりあげて、それを繋いで、そして、そこにいられたら、お金になんか頼らなくていい

競争、差別化を目指せば、その時点で既に負けているということ

そうじゃなくて、自分の内なる力を信じて、磨いて進んでいけば、必ず道は開けるんじゃないかって

お金の使い方だって、その一回一回が自分の未来につながっているんだと、無駄にしてはもったいないんだと

強くてあたたかい想いを受け取りました