ご本の虫

読んだ本、マンガ、見たドラマ、映画の記録

ひそやかな花園 角田光代

テーマは人工授精
しかも精子は、父親のものではなく、バンクからもらうもので、そのバンクには、学歴や才能や容姿や、のプロフィールがついていて、自由に選択できる
つまり、未婚の母も産めるという、とんでもなく自由な選択肢を選んだ夫婦と、その間にできた子供たちを描いた、問題作。
すごくいろんな問題点や可能性を踏まえながら、ありそうで、あってほしくないようで、いろんな人物像の登場に、飽きることなく一気に読みすすみながら、いろいろ考えさせられました
しあわせになる、ということをナメるなと
こういう状況なら絶対しあわせ、とかはないっていうことを
もっともっと不確かで、でも誰にでも公平に機会があって、一瞬で、日々の積み重ねで…
あらためて、思いなおしたのです