潔く柔く

いくえみ綾の名作マンガ。全13巻

最近映画化で、話題になっていますが、なにぶん、マンガの世界がよすぎるので、実写でどれほど、あの世界観を体現できるのか、なかなか難しそうです

高校生の時に、気になる幼馴染に対する小さな裏切りと、その幼馴染の事故死が重なって、罪悪感をずっと持ち続けて大人になるカンナ。

でも最初の方は、いろんな登場人物によるオムニバス形式で話が進んでいくので、なかなかその主題は見えにくい。見えにくくても、十分におもしろく読めるのが、すごいんだけど。

この人たちが、どうつながっていくんだろうって楽しみに読み進めていって、最後には、同じ悲しみを抱えた人と出会って、素敵な終わり方なんですが、映画だと、いきなり主役の二人は決まっている前提で話が始まるので、どうなっていくんだろう、のお楽しみはないけれども、でも、あのせつない唄は、あのマンガにあってるよなあ

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