ご本の虫

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小川洋子の偏愛短編箱

小川洋子の偏愛短篇箱

 

 

小川洋子さんは、大学生の時に初めて読んだ「妊娠カレンダー」以来のファン。

とりあえず、すべて読んでいますが、この本は、小川洋子さんが選んだ昭和文学の短編集。

谷崎潤一郎から尾崎翠向田邦子宮本輝まで

こんな作品聞いたことないなあっていう、「薮塚ヘビセンター」(武田百合子)「過酸化マンガン水の夢」(谷崎)とか、そんなに有名ではないけども、でも、とても「らしい」ものであり、古風だけども、決して古くない、なんとも絶妙な短編が集められていて、それぞれに、小川洋子さんの解説がついています