刑事もののシリーズ。
白い牙→鎖→風の墓碑銘
→の間に、短編集の「嗤う闇」、「花散る頃の殺人」、「未練」という位置づけ。
女性刑事バツイチ30代が主人公。
刑事ものは好きでよく読みますが、この刑事ものは、あまり奇をてらったところもなく、地味ですが、そのぶん、あるある、わかるわかるっていう、共感力は、かなり高いです。
孤独な中年女性(中年でもないかな?)が魅力的に書かれているのも、好きです。
事件一辺倒ではなく、ふつうに、男性社会でのジレンマ、仕事に追われる毎日、でもその合間に、出会いがあったり、家族の問題があったり。
また続編が出るのを楽しみにしています。