NHKドラマ「ビターシュガー」

１年くらい前に、NHKドラマになった「ビターシュガー」の原作です。

NHKドラマは、かつて「八日目の蝉」「セカンドバージン」「下流の宴」「四十九日のレシピ」などなど、原作ともどもハイクオリティな作品が多いのですが、これも、そのひとつです。

アラフォー女子３人組の話ですが、夫が失踪した元モデル、結婚を考えていた男に振られたフリーライター、年下男に入れあげる結婚願望の強いスタイリスト、仕事は不安定ながらもやりたいことを実現できつつあるのに、パートナーにはめぐまれないという設定。

でも、これからの女性の幸せには、とりあえず、仕事の充実ありきだなあとつくづく思います。仕事を一生懸命しながら、３０代後半くらいで結婚っていうのが、なんか理想的な選択なような。まあ、いつ「その人」に出会うかは、人によって違うのでしょうが。

なんとなくおしゃれな感じの小説。ドラマもよくて、映像、音楽、ファッション、インテリアからセリフ、ストーリーの展開まで、主人公はりょうさん。その他の出演者もとてもよくて、はまったドラマでした。

一番好きなシーンは、女子３人のシーン。この３人は高校時代からの友人で、誰かにつらいことがあった時には、野菜を持ち寄って、とにかく野菜をきざみまくって、煮込んで、スープをつくってみんなで飲むんだそうです。なんか、みんなよくやっていそうで、そういう関係を続けるっていうのは、現実にはなかなかむずかしいことです。