水のかたち 宮本輝

前から読みたかった小説を、やっと図書館で見つけて

エクラという女性誌連載小説です

エクラが、40〜50代がターゲットなので、主人公も50歳女性。

主婦が古陶器の願力を見出されて、いろんな人の好意（一目惚れ、なんていう奇跡的なものまで）に支えられて、古陶器を置く喫茶店を開くまでのストーリーと、戦後の騒乱時に北朝鮮から命からがら逃げ帰った日本人のストーリーとをうまく融合させ、いろんな魅力ある50代女性を登場させていて、楽しめます

若干、リアリティはないけど。

愛人業なんて、今どきあるの？

何千万の器を買い付ける人がそんなに簡単に見つかるの？

そんなに簡単に素人が商売を？

関西出身の作家らしく、京都が魅力的に登場しています

なんだか旅行したい気分にさせられます

そういう意味では、旅先で読みたい本かもしれない

水の流れるように、さからわず、とにかく進め

というメッセージを受け取りました

水のかたち 上

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